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低金利時代の資産運用

低金利時代の資産運用

世の中の背景
私たちの生活には、計画的にお金をつくらないと実現できない夢や希望がたくさんあります。結婚資金、住宅資金、教育資金、旅行資金、独立開業資金、老後の生活資金など、歳をかさねるにつれて、必要になるお金も変わってきます。
しかし、世の中は景気の回復傾向にあると伝えられているものの、実感するにはほど遠く、加えて低金利の時代が続いています。消費者物価がプラスに転じても、資産価値の目減りが続き、さらに国の債務負担が、あらたな増税となってのしかかってきます。インフレになれば、金利は上昇するはずですが、財政赤字がますます悪化するために、今後も急激な金利上昇は望めそうにありません。またバブル経済崩壊の後遺症から、やみくもな投資は抑えられる傾向にあることを考えますと、ゼロ金利は解除されても大幅な金利改善は望めません。
預金が低金利なままだと
預金による金利だけでは、増税や物価上昇に追いつかず、資産は目減り。資産形成で、夢を実現することも難しい時代になってきました。
しかし、低金利にもかかわらず、そのまま預けている方が多くいらっしゃるのではないでしょうか。忙しい日々のなかで、資産運用をしながら計画的にお金をつくるのは、大変おっくうで、根気がいることです。下図は、利率の違いによる積立金増加のシミュレーションです。
イラスト
※このグラフはイメージであり、将来を保証するものではありません。

このように、たんす預金やゼロ金利のような銀行預金では、3%の利率の運用で1.6倍、5%の運用で2.3倍、10%の運用で実に6倍と、30年で大きな差がついてしまいます。
預金と投資を併用して“必要なお金”を貯めながら殖やしましょう
預金だけでは、夢や希望をかなえるための貯蓄が難しい時代です。そこで、お金を貯めながら殖やすことが大切になってきます。お金を計画的に貯めながら、資金を殖やす側(投資)に回します。今後、金利が徐々に上昇したとしても、これからの時代は、預金と投資を併用し、生活資金と夢や希望をかなえる資金のバランスよい資産形成が大切になります。
世代別に、結婚資金、住宅資金、教育資金、旅行資金、独立開業資金、老後の生活資金などを、生活資金とは別に、ライフプランにあわせて、考えていく必要があります。こうしたライフイベントは、資金を必要とする時期がそれぞれ異なりますので、目的と金額、運用期間にあった金融商品を選ぶ(分散投資)必要があります。
投資にはどんなものがあるの?
代表的なものに、株式、債券、投資信託があります。

・株式
株式会社に出資した人(株主)に対して、会社が発行する有価証券です。株式市場をとおして上場している会社の株券を買うことができます。株主のメリットは、株式の売買による値上がり差益、会社による利益配当金、株式分割による株数の増加、株主優待の4つがあります。

・債券
国や公共機関、事業主などが発行する「借用書」です。国債、地方債、金融債、社債などがあります。市場で自由に買うことができます。経済・金融状況によって価格が変動しますが、満期まで保有すれば、発行者が破綻しない限り、約束どおりの利回りが得られます。

・投資信託
多数の投資家から集めた資金を基金(ファンド)にまとめ、運用責任者(ファンドマネジャー)が、運用目標、方針を決め、様々な株式、債券に分散投資します。投資家は出資額に応じて、ファンド資産、運用利益を得られます。運用形態には、委託(契約)型と会社型がありますが、日本では、投資家が運用会社に委託し、契約を結んだ会社が運用する委託型がほとんどです。
投資と預金の違いって何?
・預金は銀行や、金融機関にお金を預けることです。
ペイオフによる元本1000万円までとその利息の保証、いつでも必要なときに出し入れができる気軽さ、また利用目的に合った必要資金の貯蓄の場として利用することができます。しかしながら、現在は金利が低く、利殖対象としてはあまり期待できません。貯金の種類として普通預金、通常預金、貯蓄預金、定期預金などがあります。

・投資は、預金の持つ元本保証はありませんが、一般に預金にはない収益が期待できるメリットがあります。その中で比較的安全性が高いものが、債券です。債券には国債、個人向け国債、地方債、社債などがあります。投資信託は一般に債券よりもリスクが高くなりますが、投資対象が豊富です。商品は安定型から利益追求型まで幅広く、値動きの少ない証券を運用するファンド、社債を中心に運用するファンド、株式と公社債などを組み合わせて運用するファンド、株式中心に運用するファンド、高収益商品や値動きの激しい商品を適用するファンドなど投資スタイルに合わせてお選びいただけます。株式は、一般に変動が大きく、損益も大きくなる場合があり、ハイリスク・ハイリターンな商品です。このように、ローリスク・ローリターンな預金からハイリスク・ハイリターンの株式まで特徴がありますので、資産形成にあたっては、慎重に選択、運用したいものです。
夢を実現させるために
・まず準備です
人生の夢をかなえるためには、必要なお金を貯め、運用し、資産を殖やすことが大切です。まずは、その第一歩として収入と支出(キャッシュフロー)、生活費とレジャー費、貯蓄と借り入れなどの金額とバランスをつかんでおきましょう。「使いすぎ」があれば、節約することが望まれます。預金は固定的な毎月の支払い、家賃や光熱費、流動的な食費やレジャー費にあてます。

・思いがけない支出に備えておきましょう
病気やケガ、自動車や家電製品の修理など、思いがけない支出に備えたお金は、生活費の3か月分を目安として定期預金や、「パーソナルMMF」などのリスクが少なく流動性の高い商品がおすすめです。

・運用計画ができたら、毎月コツコツと積み立てましょう
毎月のキャッシュフローが分かり、ライフプランができたら、結婚資金、住宅資金、教育資金、旅行資金、独立開業資金、老後の生活資金などにそってマネープラン(運用計画)をつくりましょう。資金をつくるためには、基本は毎月、“コツコツ”積み立てることです。

・長期運用と分散投資で、夢を実現しましょう
積み立てた貯蓄を、夢の実現にむけて運用します。例えばマネープランは、1年以内の短期計画(旅行資金や帰省資金)、2〜5年くらいまでの中期計画(結婚資金、教育資金、住宅取得の頭金など)と、5年〜10年以上の長期計画(独立開業資金、住宅購入(再建)資金、老後の生活資金など)に分けて、利率とリスクを考えます。目安は、短期的なものであれば元本保証のある預金、中期的なものは預金かローリスク・ミドルリターンな債券、長期的なものは、ミドルリスク・ミドルリターンの投資信託がおすすめです。株式投資は、ハイリスク・ハイリターンの商品なため、マネープランを確保の上、余裕資金で長期的に運用します。初めての方は「るいとう」(株式累積投資)からはじめてみるのもよいでしょう。
マネープラン

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