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ETF(上場投資信託)とは、証券取引所で株式のように売買される投資信託のことです。株価指数、金価格、為替などに値動きが連動し、信託報酬などの運用コストも低いことから新たな運用商品として注目されています。
ETF(上場投資信託)とは?
ETF(上場投資信託)とは、「Exchange Traded Fund(取引所で取引される投資信託)」の頭文字をとった略語です。そもそも投資信託は、運用の専門家が多くの投資家から集めたお金を株式や債券などに分散投資して運用し、その成果を投資家に還元する金融商品のこと。ETFの大きな特徴は、投資信託でありながら取引所に上場し、株式のようにリアルタイムに売買できる点です。
銘柄は、TOPIXや日経平均株価などの日本の代表的な株価指数に連動するタイプのほか、国内企業の規模別や業種別、海外の個別国の株価指数に連動するタイプ、金価格や原油価格に連動するタイプなど幅広い選択肢が揃っています。
ETF(上場投資信託)の魅力
- バラエティに富んだ銘柄から購入できる
- 国内株式・外国株式・商品・レバレッジ指数など種類が豊富で、ニーズに合った銘柄を選んで購入することができます。
- 投資判断がしやすく、値動きが分かりやすい
- 日経平均株価やTOPIXなどの指数に連動するよう運用されている銘柄も多く、値動きや相場動向が分かりやすいのが特徴です。
- 簡単にリスク分散できる
- 連動する指数の構成銘柄(日経平均株価なら225銘柄)に分散投資されるので、一般的に個別銘柄に投資するよりもリスクを抑えられます。
- 低コストで運用できる
- 一般的な投資信託に比べて信託報酬や売買委託手数料などの諸費用が安価なため運用コストが抑えられます。
- 少額資金で始められる
- 数万円程度から購入することができるため、投資初心者の方にもおすすめです。
- リアルタイムで売買ができる
- 上場商品になるので、株式と同じように取引所の取引時間内ならいつでも売買ができます。相場動向を見ながら指値注文・成行注文、信用取引ができるのも魅力です。
株式や投資信託との違い
ETF | 株式 | 投資信託 | |
---|---|---|---|
上場の有無 | 上場 | 上場 | 非上場 |
取引価格 | リアルタイムで変動 | リアルタイムで変動 | 1日1回算出される基準価額 |
取引価格の指定 | 指値・成行注文が可能 | 指値・成行注文が可能 | 基準価額をもとに購入価額が決定 |
売買手数料 | 売買委託手数料 | 売買委託手数料 | 販売手数料(投資信託や販売会社により異なる) |
信託報酬 | 非上場投資信託と比較して割安(一般的に取引価格の0.1~1%程度 ) | なし | 一般的にETFより高め(一般的に取引価格の0.5~2%程度) |
最小取引金額 | 数万円程度から | 1万円以下から100万円を超えるものまで | 1万円前後から |
信用取引の可否 | 可能 | 可能 | 不可能 |
配当・分配金 | 一部分配金あり (分配金は課税対象) 元本払戻金(特別分配金)はなし |
企業によって配当金や株主優待あり (配当は課税対象) |
銘柄によって分配金あり (普通分配金は課税対象) 元本払戻金(特別分配金)となる場合あり |
ETF(上場投資信託)のデメリットとリスク
- 規模の小さいETFなどは連動性が低い場合もある
- 純資産額が小さいETFの場合、ベンチマークとしている指数との連動性が低いことがあります。
- 上場廃止になる場合もある
- 取引所が定める上場廃止基準に該当し、上場廃止になる場合があります。
その他、株式投資と同様のリスクがあります。
ETF(上場投資信託)の種類
日本株指数
TOPIXや日経平均株価など市場全体の指数に連動するタイプから、食品や機械といった業種別の指数に連動するタイプ、規模別・テーマ別に選定された銘柄群の指数に連動するタイプなどがあります。
対象指数の例
TOPIX、日経平均株価、TOPIX-17食品、TOPIX Core 30
外国株指数
米国のほか、新興国を含む各国の市場の指数に連動するタイプや、海外の業種別指数に連動するタイプなどがあります。
対象指数の例
S&P500指数、 MSCI-KOKUSAIインデックス、MSCI エマージング・マーケット・インデックス
商品
金や銀、白金、パラジウム、原油などの商品指数に連動するETFが上場しています。
レバレッジ型・インバース型
原指標の変動率や変動幅に一定の数値を乗じるなどの方法により、原指標の騰落を増幅または反転させた指標に連動する ETF・ETN です。
以下のリンクより商品一覧および重要情報シートをご覧いただけます。
アクティブ運用型
株価指数など特定の指標に連動した投資成果を目指すETFとは異なり、連動対象となる指標が存在しないETFです。連動対象となる指標が存在しないことで、管理会社において相場の状況等に応じた柔軟な運用が可能となる一方で、リターンを狙った積極運用の結果、相場全体の変動からでは説明できない値動きをしたり、投資成果がベンチマークを下回ったりする可能性もあります。
以下のリンクより商品一覧および重要情報シートをご覧いただけます。
そのほかの指数
上記の他にも、東証のREIT(不動産投資信託)指数、海外債券の指数に連動するETFなども上場しています。
上場している銘柄の詳細については、各証券取引所のサイトをご覧ください。
外国上場ETF
外国上場 ETF とは、外国の取引所に上場しているETFです。他の外国株式と同様に現地取引所の市場価格にて売買することができます。
以下のリンクより当社取扱いの外国上場ETFの運用報告書をご覧いただけます。
お申し込みについて
ETFのご購入、お問い合せについては、お近くの店舗または岡三コンタクトセンターまでご連絡ください。
手数料およびリスクについて(必ずお読みください)
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