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長期投資を成功させるための考え方

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資産運用を行っていると、短期的にはリターンが大きく変動することがありますが、長い目でみるとリターンの安定が期待できます。短期売買は時間や労力もかかるため、忙しい社会人には長期投資の方が継続しやすいです。

今回は、長期投資を行うにあたって大切な考え方をご紹介していきたいと思います。

利益確定は行わなくてよい

投資の指南書などにおいては、「利益確定」、つまり購入した株式などがある程度値上がりしたら、売却してその利益を実現することを勧めることもあります。

ところが、長期投資を行う上では、利益確定に関して以下のデメリットが存在します。

1. タイミングの見極めが難しい

保有する銘柄が上昇し含み益が出たときに利益確定を行ったとしても、そこからさらに値上がりするかもしれません。相場の先行きを正確に予測して、適切な売却のタイミングを見極めることは非常に困難です。

2. 複利効果を生かせない

複利効果とは、資産運用で得た利益を元本にして再び投資を行うことで、「利益が利益を生む」効果のことを指します。
複利効果を得られることは資産運用の大きなメリットの1つですが、利益確定により資金を引き出してしまうと複利効果を生かすことができません。利益を再び投資に回すというサイクルを長期的に継続して行うことで、複利効果を得ることができます。

3. 利益には税金がかかる

利益確定を行うと、税金が発生して運用資金が減少します。含み益が出ても売却しなければ課税されません。

4. 手間が増える

利益確定をするためには、常に時間をかけて情報収集を行い、タイミングを見極めて、売却の注文を出す必要があります。手間や時間がかかるため、忙しい社会人には向いていません。

短期的なマイナスのリターンは受け入れる

相場はつねに変化しており、資産運用のリターンも毎日、変動します。資産運用をする方はリターンがプラスになることを期待されると思いますが、短期的にはリターンが悪化してしまうこともあります。投資について豊富な経験を積んでいる人でも、相場動向を正確に予測し、プラスのリターンを出し続けることは難しいといわれています。長期投資においても同じことが言えます。

以下のグラフは、2000年以降の米国株のリターンを1年ごとに示したものです。リターンがプラスの年もマイナスの年もありますが、1998年から2017年までの20年間、米国株をずっと保有していたときの年率リターン(1年あたりのリターン)は、6.4%とプラスになりました(※)。

平均は6.4%でも、各年のリターンはバラバラ

米国株(S&P500指数)の 1998年から20年間の各年のリターン(配当込・円換算)

(出典)Refinitiv のデータをもとにウェルスナビ社作成(2018年5月)
(注)平均リターン(年率リターン)は幾何平均で算出

ただ、毎年6.4%の一定のペースで資産が増えたのではなく、各年のリターンは大きなプラスから大きなマイナスまでバラバラでした。このデータはあくまで一例ですが、長期投資では、1年ごとの成果を見るのではなく、10年や20年といった長期間の成果を見ることが大切です。

米国株のリターンは、ある年に大きくマイナスとなっていても次の年はプラスになるなど、プラスとマイナスの年がバラバラにやってきました。たとえばリーマンショックが起こった2008年はリターンが大きくマイナスとなりましたが、そこで投資をやめずに継続した人は、その後の景気回復によるリターンを得ることができました。

資産運用をするときには、リターンがずっとプラスであることのほうが珍しく、リターンが短期的にマイナスになるときがあるのは、いわば当たり前のことです。長期投資では10年後、20年後の成長を得ようとするには、短期的なリターンの悪化を受け入れることが前提となります。長い目で資産運用を続けていきましょう。

積立投資で心理的な罠を避ける

しかしながら、資産運用のリターンは長期的にみるものだとわかっていても、短期の相場変動によってつい非合理的な行動を取ってしまうことがあります。

相場が上昇すれば強気になってさらに買いたくなり、相場が下落しているときは焦って資産を売却してしまうなど、相場の変動を前にして冷静な思考を失い、最悪のタイミングで売買してしまう可能性があるのです。

このような心理的な罠を避けるための方法の1つは、積立投資を行うことです。一定間隔・一定金額で機械的に投資を行うことで、心理の影響を軽減することができます。

また岡三Naviハイブリッドは、積立投資を含めて、資産運用に関わるプロセスを全て自動化したサービスです。客観的な基準で設計したアルゴリズムを用いて資産運用を行うため、心理的な影響を軽減することができます。定期的に分配金が入り、それがまた投資にまわされるため、複利効果を得ることも可能です。長期投資を行うためのツールとして、ぜひご活用ください。
(※)米国株として円建て換算したS&P500指数(配当込み)

おわりに

今までに資産運用を行ったことがある方なら、リターンがマイナスになって辛い思いをしたことが一度はあるのではないでしょうか。逆に、一時的にリターンがプラスになったときは、含み益を失わないように焦って利益確定をしてしまうことがあります。その後もさらに相場が上昇して、「あのとき売らなければよかった」と後悔した経験のある方も多いかもしれません。

資産運用を行っていると、大切な資金を失ってしまう不安や焦りから、つい非合理的な行動をとってしまいがちです。

非合理的な行動を避けて、安定したリターンを得るためには、短期の動きには左右されずに長期的な視点に立って資産運用を行うことをお勧めします。そのための考え方として、今回ご紹介した内容を参考にして頂ければ幸いです。

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