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岡三Naviハイブリッドは何に投資している?(後編)

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以前のコラム「岡三Naviハイブリッドは何に投資している?(前編)」では、岡三Naviハイブリッドが投資対象としている7銘柄のうち、株式に投資をする3銘柄についてご紹介しました。今回は残りの4銘柄について、それぞれの特長や弱点、ポートフォリオにおける役割をご紹介します。

4米国債券(AGG)

AGG(iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF)は、米国の国債や社債など、安全性の高い債券に投資するETFです(※1)。リスクが比較的小さく、安定した収益が期待できます。

米国債券(AGG)

株と債券の組み合わせは分散投資の代表例です。株と債券の価格は逆方向に動くことも多く、組み合わせることで高い分散投資の効果が期待できます。

景気が悪化すると、株が売られ、安全性の高い債券が買われて値上がりする傾向にあります。債券の値上がりによって株価下落の影響を和らげられるよう、ポートフォリオ(資産の組み合わせ)に株と債券を組み入れるのです。

AGGを運用しているのは、預かり資産残高1153兆円と世界最大のブラックロックという米国の運用会社です。

AGGは純資産総額が10.6兆円と、ブラックロックが運用する中でも世界有数のETFです。運用開始からすでに15年以上の実績があり、長期投資の対象として安心感があります。

5物価連動債(TIP)

TIP(iシェアーズ 米国物価連動国債 ETF)は、米国政府が発行する物価連動国債に投資するETFです。

物価連動債(TIP)

物価連動債とは、物価(モノやサービスの値段)の上昇に合わせて価格が上がる債券です(※2)。インフレ(物価上昇)が起こったとき、通常の債券であれば価値が目減りしてしまうのに対し、物価連動債には実質的な価値が目減りしにくいという特長があります。物価上昇に合わせて、投資家が利息や元本償還で受け取れる金額が増えるためです。

つまり、物価連動債(TIP)はインフレに強い債券だと言えます。岡三Naviハイブリッドのポートフォリオでは、TIPをリスク許容度1と2にのみ組み入れています。リスクの低いポートフォリオを作るとき、インフレに弱い米国債券(AGG)を補うことができるからです。

6金(GLD)

GLD(SPDR ゴールド・シェア)は、金に投資をするETFです。

金(GLD)

金は古くから世界中で価値を認められてきた「安全資産」と呼ばれてきました。国際的な紛争など、有事の際に資金の逃避先となってきました。

また、金融危機が起こると、株など比較的リスクの高い資産から金などの「安全資産」に資金が移りやすく、金の値上がりが期待できます。

GLDを運用しているのは、ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズという米国の運用会社です。預かり資産残高は430兆円と世界トップクラスです。

GLDの純資産総額も6.6兆円と巨額です。運用開始は2004年11月であり15年以上の実績があります。金の場合は保管コストがかかることもあり、経費率は0.4%と他の銘柄に比べると少し高めです。

金に投資する方法として、実際に金の延べ棒を買うという選択肢もありますが、自分で安全な保管場所を確保する必要があります。

ETFを通じての投資であればその必要はありません。GLDが保有している金の延べ棒はHSBC銀行が管理しており、そのリストはWebサイトで公表されています。

7不動産(IYR)

IYR(iシェアーズ 米国不動産 ETF)は、米国の不動産市場に投資するETFです。不動産に投資する金融商品であるREIT(不動産投資信託)を通じて、米国のオフィスビルやホテル、住宅など幅広い不動産に投資します。

不動産(IYR)

金と同じく、不動産も古くから投資の対象となってきた資産です。株とも債券とも異なる値動きをしやすいため、分散投資の効果が期待できます。

IYRの特長は、賃料などによる安定した収益が見込めることです。物価が上がれば不動産価格も上がりやすいため、インフレ(物価上昇)に強いと言えます。その裏返しとして、株と同様に景気が悪くなると価値が下がりやすいという面もあります。

長期投資にふさわしいETFを厳選

岡三Naviハイブリッドでは、株式に投資する3銘柄と今回ご紹介した4銘柄を組み合わせて(※3)、お客様のリスク許容度に応じた最適なポートフォリオをご提供しています。

どのETFも10年以上の実績があり、純資産総額が数千億円以上と十分な資産規模や流動性を持ち、コストも低く抑えられているため、長期投資に適しています。ぜひ長い目で、岡三Naviハイブリッドでの資産運用を続けてください。

本コラムに掲載のデータは、2021年12月末現在のものです。各運用会社が公表している「経費率」を「保有コスト」としています。なお、1日の取引量は、Refinitivより取得した2021年10月~12月のNY証券取引所の日次の取引量の平均値としてウェルスナビ社が算出したものです。

※1 格付け会社による信用格付けがBBB以上と安全性の高い投資適格債券を主な投資対象としています。
※2 物価連動債の価格は、物価だけでなく、金利などの他の要因の影響も受けます。
※3 設定されたリスク許容度によってポートフォリオに含まれる銘柄数は異なります。リスク許容度1と2では7銘柄、リスク許容度3~5では6銘柄です(2022年1月現在)

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